新しい薬ができないのは非臨床のせい?

非臨床試験は、人に投与される前に必ず行わなければならない大切な作業です。これがなければ、人に悪影響が生じて、薬ではなく毒になってしまうかもしてません。だから手を抜かずにしっかりと実施する必要があります。でもそのためには、かなり多くの時間を必要とします。

そのため、新しい薬が世の中に出てくるまで何年もかかってしまうことも事実です。非臨床試験と一言で言っても、実際には多くの種類の確認が行われます。場合によっては、この段階で開発が中止されるようなものも少なくありません。だからと言って、省略してしまうことはできません。

それぞれに重要な目的があり、それが確認できないことはとても危険な状態になすからです。非臨床で行われる主なものには、薬効・薬理や薬物動態、安全性試験などがあります。薬効・薬理は、薬の主成分の効き目を確認して、有効性の評価をします。どんなに新しいものでも効き目がなければ世に出すことはできません。

この段階で、有効性を引き出すことができる服用する量も明らかになります。薬物動態は、薬が体の中でどのように振る舞うかを評価することができます。吸収や排出のメカニズムを知ることで安全であることを確認します。最も重要と言えるのが安全性試験です。

服用した時に副作用の心配があると大変です。なんらかの毒性がないか、発がん性が見られないか、遺伝的な障害が発生しないかななどを確立した方法で評価します。これらを行うことで時間がかかりますが、安心して服用できる薬になります。和歌山の税理士のことならこちら

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