戸建て住宅は、家族の希望にあった間取りで建築しても住みやすい住宅にならないことが多く、家族の希望だけでなく動線をはじめ風通しや収納など多様な要素をバランス良く盛り込むことが必要です。展示場は、ハウスメーカーが他社と差別化をわかりやすくする為にハイエンドシリーズが建築されており、見学した多くの人がモデルハウスの豪華さや華やかさに導かれてより高額な希望を持ってしまいます。その結果、予定よりも大きな間取りになってしまい予算を大きく逸脱してしまう人がほとんどであり、予算に合わせる為に収納を削ってしまう人がほとんどです。収納は、これで充分としっかり確保した人でも実際に住んでみると足りないと言うが一般的であり、足りない場合には庭の隅に収納庫を設置しています。
戸建て住宅は、建築基準に従って最低採光面積をクリアして建築されていますが、最低採光面積は文字通り建築基準をクリアする為の最低の採光なので住宅内が明るくなると保証した規制ではありません。その為、実際の居住してみると思ったより暗いイメージを受ける部分があり、不幸や嫌な事が続くと暗い部分が運気を下げているにではと疑心暗鬼になってしまう事があります。戸建て住宅は、間取りを制作する際には居室の広さや配置だけでなく採光面積や風通しを考慮する必要があり、採光面積の確保は開口部面積の拡大や増設で対応出来ると同時に風通しも良くなるのでしっかりと考える事が必要です。