狭小住宅に住もうと考えるなら、間取りについてよく検討しなければなりません。たいていの場合は密集して隣家が建っているので、日常生活におけるプライバシーが気になることもあるしょう。特に意識した方が良いのは窓の位置です。たとえば、隣家のリビングに対面する形で実自室の窓があると、自由に開けにくくなります。
よってその位置が廊下になるような間取りが狭小住宅には望まれます。不動産会社がエリアを買い上げて、そこに数軒を建てることが一般的です。したがって、その設計時に窓の位置のバランスなども考えられます。つまりこの点に関しては、不動産会社に任せるという選択肢もあります。
一方、世帯内での方針に関しては自分たちで決定するしかありません。寝室にする部屋は玄関から遠くするなど、ライフスタイルを考慮したうえで決めましょう。前述のようにプライバシーのことまで考えるなら、リビングを二階に持ってくるという手段もあります。ただし、ほかの部屋とは異なり大きなスペースが必要です。
そうしたいなら、建てる時点で不動産会社に伝えなければなりません。一口に狭小住宅といっても間取りは様々であり、それによって生活の快適性も大きく変わります。入居後の暮らしをイメージして後悔しない構成にすることが不可欠です。よって、家族全員の意見を聞いてから、不自由がないのか検証してください。
それで問題がないなら、安く購入できる分だけメリットが大きくなります。