狭小住宅とは、狭い土地に建てる小さめな住宅のことを言います。空間自体が狭いため圧迫感のある住宅になりがちです。しかし、工夫することで狭小住宅でも広く感じられるような間取りにすることはできます。狭小住宅で広く感じさせる間取りのポイントとしては、デッドスペースをできるだけ減らすということが挙げられます。

階段下などのデッドスペースになりやすい場所を収納にしたり、適切な家具のサイズ・場所に配置することで無駄なスペースをへらして十分な量の収納を設けていきます。通行するだけの廊下を減らすということも重要です。廊下が長いと部屋に使える部分が少なくなります。廊下をできるだけなくすことで、部屋に使える空間を増やすだけではなく、部屋の仕切りがなくなることで部屋が広く見えます。

廊下を減らすためには、部屋の配置・動線・玄関・階段の位置など間取りに気をつけることが求められます。吹き抜けを作ることも効果的です。吹き抜けを作ることで採光なども良くなりますが、寒さに弱くなるケースもあるため快適に過ごすためには断熱性と機密性が重要なポイントとなります。また、耐震性を損なわないということも大切で、安全性を確保できる工法などを取り入れます。

その他、できる工夫としては壁紙などの色を気をつけるということができます。明るい膨張色を基調にすることで空間を広く見せることができ、寒色系のインテリアや家具でアクセントをつけることでメリハリがあり、奥行きが感じられる部屋を作れます。

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